意外と知らない『フリーター』の定義を解説 〜ニートとの違い〜

自由『フリーター』

「フリーター」の存在は知ってるけど、説明しろって言われたらわからない・・・

どーもTABIKOです!

今回は、「案外知らない」フリーターの定義とフリーターとニートの違いについて解説していきます!

社会的に見たフリーターの印象って良くないですよね。私もフリーター生活をしているので、周りから「仕事できないから正社員になれない」とか「社会から逃げている」と思われても仕方はないと思っています。

「でも、ちょっと待って?正社員が偉くてフリーターが悪い理由はなんだろう?」

と思って調べてみました!

その原因は、フリーターにはなったことない人、なりたくないと強く思う人からのフリーターイメージの悪化によって「フリーター=社会的に悪い」論があるようです。

でも、実際のフリーターの定義を聞くと私は少しイメージが変わりました!

「あまりフリーターについて知らない」という方はよかったら参考にしてみてください!

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フリーター=正社員になれないクズではない

フリーターの正しい定義を知る

フリーターの定義を以下の表にしました!

年齢 15~34歳
学歴 卒業者(中卒、高卒、大卒)
定職 なし(働いて5年未満)
※結婚(女性) 未婚
働く意思 あり(無職でも可)

厚生労働省(2000)

上記に加え、内閣府(2003)の定義では、
正社員を目指す失業者
派遣社員
嘱託(正社員ではないけど会社から仕事を任せられている人)
もフリーターに含まれます!
簡単に言えば、「正社員じゃない人」で間違いはないです!
35歳以上の正社員ではない方は無職となり、学校に通っている場合は学生となるみたいです!

 

フリーターのイメージは【悪くはない】か【悪い】

大学生の「フリーターのイメージ」を調査した研究では
「アルバイト」「夢を追っている」「自由」
「不安定」「責任感がない」「努力不足」「気力不足」
等のイメージが上位に!

伊藤 嘉奈子(2008), 鎌倉女子大学紀要,15,43 – 49
「フリーターとニートのイメージに関する一考察」

世の中には、フリーターを「よくも悪くもない」と思う人と、「良くない!悪い!」と嫌悪する人がいます。

批判している人の多くは、「正社員としてしっかり働く自分」と「正社員になれないクズなフリーター」イメージで作り、両者を比較していて、「自分はそうはならない」と強く思うことでフリーターを悪者扱いします。

 

批判を受けた際は一度、「フリーター批判をする人の中でフリーターになったことがある人はどのくらいいるか」を考えてみましょう。その人の固定づけたフリーター像だけで大きく批判している可能性もあります。

 

フリーターの種類は大きく3つ

【やむを得ず型】約30~40%
正社員になれない理由がある、家庭の事情でフリーターになった人
【モラトリウム型】30~40%
正社員になりたくない、やりたいことを探したい人
【夢追い型】約20~30%
夢を追うためにフリーターをしている人

日本労働機構(2000),労働政策研究・研修機構(2012)

フリーターは働く意思のある失業者や社員のように働いている派遣社員も含まれます。

もちろん、正社員になりたくないから、責任を背負いたくないから、という理由でフリーターをやめれない人もいます。しかし、それはあくまで一部であり、フリーター全員に当てはまることではありません。

「フリーターだからクズだ」と完全に位置づけることはできないと思います。

ただ、傾向として、夢を追っている人は、自分の目標に対し投資することで充実はしているが、家族からの支援を受けていることが多かったり(家族が裕福)(小林大祐, (2006), 「フリーターの労働条件と生活ーフリーターは生活に不満を感じているのか」)一度フリーターになってしまうとその後もフリーターでいる確率が高いという結果があります。

 

フリーターはフリーターで自分の人生に責任をもって生きていくことは大事ですね。

 

結局のところ、フリーターがいいか悪いかは人それぞれ。自分に合う生き方をを見つけその道を歩めた人の勝ちです。

周りの意見を間に受けすぎず、自分の道を歩みましょう!

フリーターとニートって違うの?

【意思】無職でも意思があればフリーター

フリーターとニートの定義上の違いは「仕事をする意思の有無」です。

フリーター アルバイト・パートで働いている人、働きたい人
ニート 家業や家事もしない人、働かない人

と定義づけられています。

一般的なイメージでも、

フリーターはアルバイトの収入で生活している人

ニートは実家に住んで仕事をせず収入がない人

なんてイメージがあるのではないでしょうか。

社会的貢献という面では社会的な地位はフリーターのほうが上となり、ニートや引きこもりは社会不適合者とも呼ばれてますね。

(私もニート経験あるのでなんとも言えません。。)

【問題点】フリーターは社会も関係している

フリーターは多少は社会が関わっている問題のように感じます。

例えば、「正社員になれない」「面接に受からない」のはその一例かと思います。

 

対して、ニートや引きこもりは本人、家族・環境に問題があるケースがあります。

例えば、働けないほどのトラウマがあったり、働かなくてもいい家庭環境があったり。

それぞれの原因や問題が異なっているでひとくくりにするには難しいですね。

 

私のイメージはフリーターという部類の中に働く意思のない方(=ニート)がいるという位置づけでしたが、そもそもに違うみたいです!

 

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まとめ

ざっくりとフリーターの定義、ニートとの違いを解説しました!

案外知らなかったこともあったのではないでしょうか!

最近では、コロナの影響もありリモートワークやネットビジネスが盛んになっていると思います。また、これからどんどんと自宅で働ける、つまりどこでも誰でも働ける時代が来ると思われます。

フリーターの定義もまた変わったりするのかな?なんて思いながら、今日もフリーターなTABIKOでした!

自由『フリーター』
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TABIKO

現在、ラオスで日本語教師をしています!
「自由に生きる」をモットーにライターになったりワーホリをしたり。
海外での経験や体験をこのブログにまとめます!

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