ラオスでの生活に慣れてくると、現地の銀行口座やお金の管理が気になってきますよね。
実はラオスには「BCEL ONE」という非常に便利なモバイルバンキングアプリがあり、日々の支払いから通貨の両替までスマホひとつで完結します。
この記事では、【ラオス在住者向け】に、BCEL ONEの特徴や銀行口座開設の流れ、注意点をご紹介します。
※観光ビザでの観光客は銀行口座開設はできません※
ラオスではUSD口座も作れるって知ってた?
日本ではあまり馴染みがありませんが、ラオスの銀行でもラオスキープ(LAK)だけでなく、米ドル(USD)の口座も開設できます。
企業によっては、給料がラオスキープではなくUSDで振り込まれるためです。
ラオスキープは世界的に見ても、弱い通貨のため、USDで給与をもらうほうがいいとされています。
BCELでは、LAKとUSDの2つの口座を同時に持てるのが魅力です。
BCEL ONEとは?|ラオス最大手の銀行アプリ
**BCEL(Banque Pour Le Commerce Exterieur Lao)**が提供する公式アプリで、ラオスでは広く利用されています。
このアプリを利用することで、以下のような機能をスマートフォンから手軽に利用できます:
- 口座残高の確認(ラオスキープ(LAK)および米ドル(USD))
- LAKとUSD間の両替
- QRコード決済
- 他口座への送金
- 公共料金や通信費の支払い
これらの機能により、現金を持ち歩く必要が減り、日常の支払いが非常にスムーズになります


出典:BCEL ONE
アプリ内で両替もできる
BCEL ONEでは、LAKとUSDの両替がアプリ内で簡単にできます。
たとえばUSDしか持っていないときに、すぐにLAKに両替して買い物に使えるのが便利です。
ただし、為替レートはあまり良くないため、必要最低限の金額にとどめておくのがおすすめです。
QRコード決済も普及中!
ラオスでは現金よりQRコード決済が主流になりつつあります。
BCEL ONEにはこの機能が標準搭載されており、スーパー、飲食店、マーケットなどあらゆる場所でスマホ支払いが可能です。
銀行口座の開設方法と注意点
✅ 外国人でも口座開設は可能
BCELでは、外国人でも口座開設が可能ですが、以下のような滞在資格を証明する書類が必要です:
- 就労ビザまたはラオスでの合法的な長期滞在証明
- パスポート(残存期間が十分あるもの)
- 雇用証明書など(会社が発行)
※観光ビザやビザなし滞在では基本的に口座は作れません。
※ラオスはワーキングホリデービザ制度がないため、「ワーホリで銀行口座を作る」ことはできません。
✅ 申請から利用開始までの流れ
- 支店で申請用紙に記入(名前、パスポート番号、職場など)
- 必要書類を提出
- 約1週間後にキャッシュカードとアプリが利用可能になります
- アプリ設定は窓口スタッフが手伝ってくれるので、言語に不安がある方も安心です
BCEL ONEアプリの活用方法
1. 両替機能
BCEL ONEアプリでは、LAKとUSDの両替が可能です。急な支払いで現地通貨が必要な場合でも、アプリ内で即座に両替できるため非常に便利です。ただし、為替レートは市場レートよりも若干不利な場合があるため、大きな金額の両替には注意が必要です。
2. QRコード決済
ラオスでは、QRコード決済が急速に普及しています。BCEL ONEアプリを使えば、対応店舗でスマートフォンをかざすだけで支払いが完了します。現金を持ち歩く必要がなく、特に都市部では非常に便利です。
3. 公共料金や通信費の支払い
電気代や通信費などの公共料金も、アプリから簡単に支払うことができます。銀行や支払い窓口に行く手間が省け、時間の節約にもなります。
まとめ|BCEL ONEはラオス生活の強い味方!
- ラオスではUSD口座とLAK口座を両方持つのが一般的
- BCEL ONEアプリで両替や支払いがスマホで完了
- 口座開設には就労ビザなどの正式な滞在資格が必須
レートの点ではやや不利な場面もありますが、ラオスでの生活をスムーズにするツールとして、BCEL ONEは非常に頼りになります。
ぜひ、条件を満たしている方は、口座開設とアプリ利用を検討してみてくださいね!